第34回全国まちづくり会議 inみやぎ

第34回全国まちづくり会議 inみやぎ


まちづくり委員長 鈴木 博


「第34回全国まちづくり会議 inみやぎ」が令和8年1月30日~31日の二日間、宮城県仙台市および女川町、石巻市を会場として開催され、参加してきました。

東日本大震災から15年を迎えた被災地の復興の状況や現在の課題について、講演や現地視察を通じて学びました。講演では、女川町における高台移転や非居住地設定など、安全を重視したまちづくりの進め方や、巨大地震・津波に対しては事前に避難場所や経路を把握しておくこと、発災時には迷わず高い場所へ避難するなど初動の行動が重要であることについて話があり、海岸沿いで暮らす人たちの日常生活にもつながる内容が多くありました。

一方で、人口減少やコミュニティの維持といった課題も見えてきており、復興は「終わるもの」ではなく、その後も続いていくものだと感じました。また、女川の復興は、津波という甚大な被害によって一度まちが失われたことで、結果としてゼロから再スタートできた側面もあり、その前提の違いから、私たちの日常のまちづくりにそのまま当てはめることは難しいのではないかとも感じています。特に石巻市の震災遺構門脇小学校では、当時の痕跡がそのまま残された空間に立つことで、記録や情報だけでは伝わらない現実の重みを実感し、建築や場が記憶を伝える役割の大きさを改めて感じました。

今回訪れた地域が、これからどのように復興し、さらに発展していくのかを、引き続き関心を持って見ていきたいと感じています。