全県交流会in佐渡

令和5年10月21日~22日開催
佐渡建築士会 小林 繁喜
≪酒と砂金山と果物の里を訪ねて≫

去る10月21日(土)~22日(日)にかけて、「新潟県建築士会全県交流会」が佐渡を会場に行いました。
初日は、佐渡市で世界遺産を目指す構成遺産の一つ、西三川砂金山を地元のガイドさんから説明をいただきながら散策。この西三川地区は、砂金山由来の農山村景観として2011年「国重要文化的景観」に認定されています。1872年に閉山していますが、今から五百年以上もの昔に始まったとされる砂金山は、当時盛んに行われていた砂金採取の跡や山から出る大量の石を使った石積みが今でも至る所に残しています。途中あいにくの雨模様となりましたが、江戸時代の役人のお世話をしていたという住居の「旧金子勘三郎家」(佐渡市所有:一部修復)も内部見学をすることができました。
佐渡には酒の蔵元が多くありますが、二か所の酒造会社を見学しました。醸造の説明は、時間がなく聞くことは出来ませんでしたが、それぞれに試飲や、飲み比べと買い物を楽しんでいただきました。
また、西三川の「くだもの直売所」にも立ち寄りました。当地域は、果物の生産が盛んな地域でもあります。夏のスイカから始まり、秋から冬に掛けてはナシ・ブドウ・リンゴなどが並び、地元ばかりではなく佐渡の中でも定評があります。
佐渡での全県交流会は、他地区とは違い一泊二日コースで開催してきており、移動を含めると丸二日間の日程のため、貴重な時間を当てていただき負担も大きくなりますが、反面、夜はゆっくり交流ができる利点もあります。参加いただいた方々から相互の親睦を大いに深めていただけたものと思います。