~大地の芸術祭ツアー~

 中魚沼支部 県青年委員 柳 朋宏

 県青年委員会と中魚沼支部青年委員会との共催で、「大地の芸術祭ツアー」を10月29日(土)に開催し、スタッフ含め15名にて実施しました。今回レクリエーションの1つとしてこのツアーを企画させて頂いたのは、ちょうど地元で大地の芸術祭が開催であることと、芸術祭の拠点施設をはじめとするアート作品には著名建築家によるものがあり、建築と密接していることからも皆さんに楽しんで頂けるのではないかと思い、ご提案させて頂きました。当日は雨降る時間帯もありましたが幸いにもバスで移動中に降り、作品鑑賞中は止んでくれるという天気に恵まれた1日となりました。朝一番に立ち寄った清津峡渓谷トンネルでは、ちょうど山々の紅葉が見ごろを迎えていて、その美しさを楽しむことが出来ました。トンネルの終点にあり、SNS映えする写真が撮れるライト・ケーブでは参加者皆さんで記念写真を(写真1)。ここでしか撮れない写真を皆さんと共有することが出来ました。 
 松之山にあります「森の学校」キョロロを楽しんだ後は、お待ちかねのランチをまつだい「農舞台」里山食堂にて。地元の季節ごとの食材を楽しめる人気のビュッフェランチでは、棚田の新米コシヒカリをはじめとする秋の味覚を楽しむことが出来ました。
 築約100年の雪国ならではの中門造り茅葺き古民家「うぶすなの家」にて、集落のお母さんによる建物と有名陶芸家の作品の説明を聞き、長岡市出身の布施知子さんの折り紙作品「うぶすなの白」を鑑賞した後は、十日町の中心市街地の越後妻有里山現代美術館MonETへ。建物の外壁をキャンバスに描かれた淺井裕介さんの壁画作品「physis」をバックに記念写真を(写真2)。撮影後は美術館にて作品鑑賞とミュージアムショップでのお買い物を楽しみました。そして最後の目的地、越後妻有文化ホール「段十ろう」ではホールの見学と、建築家 青木淳氏が改修設計をした京都市京セラ美術館の夜のライトアップをデザインした髙橋匡太さんによる光のアート作品「光り織」を鑑賞し、解散となりました。新型コロナウイルスの影響により控えていたバスツアーを久しぶりに楽しむことが出来たからか、参加者の皆様の帰りの際の笑顔を見て、実施して良かったと思いました。最後にこの度のツアーを実施するにあたりご協力頂きました関係者の皆様に感謝の御礼を申し上げます。有難うございました。

□鑑賞拠点施設と設計の紹介
・清津峡渓谷トンネル「Tunnel of light」改修設計 マ・ヤンソン/MADアーキテクツ(中国)
・「森の学校」キョロロ 手塚貴晴+手塚由比
・まつだい「農舞台」 MVRDV(オランダ)
・うぶすなの家 改修設計 安藤邦廣
・越後妻有里山現代美術館MonET 原 広司+アトリエ・ファイ築研究所
・越後妻有文化ホール「段十ろう」 (株)梓設計